「保育園に落ちたい」
上記は、11月14日に放送された羽鳥慎一のモーニングショーのパネルのコーナーの内容なのですが、結構衝撃的な見出しだなぁと思ったので、思わず見入ってしまいました(^^;)
子どものいない私からみると、保育園に落ちたいという意味が最初全然わからなかったのです。
保育園に入園を希望しながらも、落ちたい。
これは、一体どういうことなのでしょうか。
パネルで説明された内容と、ちょっとした感想を残したいと思います。
羽鳥慎一モーニングショー!11月14日のパネル「認可保育園にわざと落選?」
保育園に入園希望を出していながらも、落選したい。
どうやら、それは育休と関係があるようです。
なるほど、保育園に落選通知があれば、育休が延長できるんですね。
そして、育休給付金ももらえる・・・
なので、落選通知がほしいがために、倍率の高い保育所を選んで入園希望申請するお母さんが急増しているようなのです。
地域によっては、300人の希望のうち70人までが落選通知狙いというところも?!
保育園に入れず困っている人がいる一方、保育園に入れるようになっては困る人がいる。
なんとも・・・
ここで何が問題になるかと言うと、
・希望者が増えることで、審査に時間がかかる
・本当に入園したい人が落ちる可能性が高くなる
他にもあったように思いますが、ざっくりこういったことがあるようです。
なので、保育園に入りたいお母さんからすると、
「希望していないなら申請しないでほしい」
という切なるご意見があるわけですね。
確かに、それはそうですよね・・・
もしかしたら、あと一歩のところで保育園に入れたかもしれない。
けれど、落選通知がほしくて入園申請した人がもし選ばれたとしたら、あと一歩でいけたかもしれない人が落ちてしまうということです。
これは、どちらにもデメリットですね。
もしかしたら、最初は落選希望だった人で保育園に入る予定はなかったけど、「入園許可が出たからやっぱり入ろう」となるかもしれませんが。
一方で、落選通知が欲しくて入園希望するお母さんにも言い分と悩みが。
保育園の落選通知は、育休延長したいからほしいんですよね。
そして、育休を延長したい理由としては、
・まだ小さいうちはできるだけ一緒にいてあげたい
・通常の育休期間では、ちょっと心配で2歳まではみたい
・まだ小さいと急病などで急に会社を休むことがあり、職場で肩身が狭い
こういったことがあげられていました。
確かに、「子どもが熱を出した」など、急なことがあれば急遽仕事を休むしかありません。
けれども忙しい職場だとか、あまり子育てしている人がいない職場だったりすると、相当気を遣うはずですよね。
子どもはいつ熱を出すかわからないですし、1回や2回というわけではないですし。
これって、子どもは悪くないし、お母さんも悪くないんです。
けれども、なんとなく肩身が狭くなるというか…
実際、周りのスタッフの中にはよく思わない人もいるかもしれないですし。
私は、良い齢して結婚せず子どももいないという立場で、世間の目とかいろいろ気にしていました。
子育てしていない私は、国に貢献していないとか。
子育てしていない私は、子育てしているお母さんより劣る存在だとか。
いろいろ事情や思いがあって今は独身でいますが、一方で周りの目というのも気にはなるんですよね。
なので、そんな風に勝手に肩身の狭い思いになったりしていました。
けれど、子育てをしているお母さんもも肩身が狭い思いをされているんですよね。
あと、保育園に入園できないという証明があれば、「育休延長するしかないよね?」という暗黙の了解というか、自他ともに納得するしかない理由にもなるのかも…
たぶんどんな人も、それぞれの立場で、周りの人に助けて貰もらったり、理解してもらいたいことってあると思うんです。
なので、お互いを理解しようとして、気持ち良く助け合えたら良いのですが・・・
なかなか難しいところがあるんですね。
人の心というのは。
羽鳥慎一モーニングショー!11月14日の出演者の意見は?
さらに一方、申請を受けとって審査する側にも悩みがあります。
まず、処理件数が膨大になりますよね。
そして、本当に入園希望なのか、落選通知狙いなのか、正直よくわからないケースも多々あるわけです。
なので、本当に審査が難しいところだと思います。
正直職場側としても、育休の人数や期間によっては人員調整などもかなり難しいでしょうし。
給付金だって、そんなぽんぽんと出せるものでもないですよね・・・
とは言え、落選通知を希望しての入園希望の人は少数ではなく、かなり多いみたいですから、なんらかの対策は必要ですよね。
どれか1つの意見だけ聞くと、どうしても自分に立場に近い人の目線で捉えてしまいます。
けれど、それぞれの立場からの悩みや言い分を知ると、どれも「そうだよね・・・」と思っちゃいますね(^^;)
番組内で、浜田敬子さんがおっしゃっていたのは、お父さんの育児休暇の取得率の低さ。
お母さんが育児休暇を終える頃、お父さんが育児休暇を取得するという案が出ていました。
でも、現実はなかなか難しいみたいですね。
その職場の風潮というか、まだまだ日本は男性が育児休暇というイメージが低いですもんね。
玉川徹さんによると、スゥエーデンでは、公園などで子どものベビーカーを押しているのはほとんどお父さんだったそうな!
というか、お母さんがベビーカーを押して散歩している姿など見たことがないんだとか。
やはり国によって、全然考え方とか風潮とか違いますね。
まあ、実際に住んでみたら、良さそうな国にもいろいろ見えない問題があるのだろうと思いますが。
どの考えが正しいというわけではないとは思いますが、少なくとも一人で子育てに不安を感じているお母さんにとっては、お父さんの協力は助かりますね。
お父さんがお子さんと小さい頃にじっくり関われるというメリットもありますし。
この保育園の落選通知に件について、結局どうするのが一番良いのか私としては全然良い考えは浮かびません。汗
ただ、もしも職場での働き方にもっともっと柔軟性を持たせることができたとしたら?
もっと互いの立場や思いを理解しようとして、温かい気持ちで互いを思いやれる職場にできたら?
それぞれの思いを大切にして、安心して子育てできる環境がもっと整ってくれば、もしかしたら、育休延長のために保育園落選通知を得ようとする必要もなくなってくるかもしれないですね。
いずれにしても、それぞれの立場から考えた対処法が早急に必要なのは間違いなさそうです。
あなたはどう思いますか?
と、勝手な独り言でしたが、読んでいただきありがとうございます。