厚生労働省の調査(平成28年度人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況)によると、初婚同士の平均結婚年齢は男性30.7歳・女性29.0歳となっています。
しかし、既に子育てが落ち着いた先輩方からは、自分たちの感覚で20代半ばくらいから
「まだ結婚しないの?」
「結婚する気ないの?」
と、結婚の素振りがないだけで、そういった言葉を言われたことはありませんか?
初めは「ご縁があればそのうち・・・」と受け流していても、何度も聞かれるとうんざりしてくるものです。
そして、大抵言っている側に悪意がないからこそ、もう言わないで!とは言いづらいもの。
どんな人が「何度も結婚しないの?」と聞かれてしまうのか、その傾向と対策をご紹介します!
「結婚しないの?」と聞かれるのはどんな人?
まず、「結婚しないの?」と聞かれる人のタイプは、大きく分けて下記の3タイプ。
1、結婚願望はそこそこあるけど結婚にいたっていない
2、そもそも結婚願望が薄い
3、結婚に限らず、全てにおいて無気力
この3タイプは、具体的にどんな人か簡単に紹介してみます。
1、結婚願望はそこそこあるけど結婚にいたっていない
結婚の話になると羨ましそうな顔をしている人を見たことはありませんか?
同期や後輩が結婚の報告をするたびに、つい「いいなあ」とこぼしていませんか?
もしそんな人を見たら「結婚しないの?」と聞くのは自然な流れだと言えます。
つまり、相手は悪気なく「そんなに羨ましがるなら、自分も結婚すればいいのに」という、いたって素朴な質問を投げかけているだけです。
相手の言い方を少し観察しつつ、普段自分がどんな反応をしているかを一度振り返ってみましょう。
2、そもそも結婚願望が薄い
長く付き合っている恋人がいるとバレていたり、同棲している相手がいる・・・と話したことがある人は、「そこまで生活を共にしているのに、何で結婚しないの?」「今も結婚しているようなものじゃないの?」と思われてしまいます。
もちろん、結婚に関する考え方や、結婚をしないでいる事情は人それぞれです。
あくまでそれは二人の問題なので、余計な詮索を受けないように予防線を張っておいてくださいね。
3、結婚に限らず、全てにおいて無気力
仕事、プライベート関係なく、いつも楽しくなさそうにしていると、「結婚=幸せ」という固定観念がある人は、何故か未婚の人を早く結婚させたがります。
例え、実際にその人が今幸せだったとしても、未婚という事実だけを見て、楽しくなさそうと見えてしまうのです。
そんな単純なものではないので、いつもにこにこしているのが一番!とは言いませんが、不満や愚痴を言う回数をちょっと減らすだけでも、これは予防できるかもしれません。
しつこい「結婚しないの?」の上手なかわし方とは?
まず、「まだ結婚しないの?」と、言ってくるのはどんな人か考えてみましょう。
防御をするためにはまず相手を知ってから!
こちらは2タイプの人がいます
1、結婚している自分は勝ち組!見下し系悪意タイプ
2、心配しているように見せかけて、実はそんな自分が大好き自己満足タイプ
どちらも言葉どおり。
言ってくる相手がどちらよりかで、対応方法も変わります。
1、見下し系悪意タイプにはこうきり返す!
「私があなたの年にはもう上のコの世話してたわー」
「自分の子どもだったら結婚できてないなんて情けなくて悲しくなっちゃう」
などなど・・・自分と比較したり、無駄に相手を傷つける言い方をするのが、このタイプの特徴です。
そんな人には多少カチンと来ても、
「親からはお前が幸せなら結婚に拘らずそのままでいい、と言われているのでのびのびやらせてもらってるんです」
「仲がいい友達みんな独身ですし、結婚が全てじゃないなって今を楽しむことにしたんです」
「結婚ってそんなにいいものですか?自分の両親以外、いいなと思う夫婦が周りに見つからなくて・・・」
と、相手が少し答えに困るくらいの強気で返事をしてみてください。
それか、
「●●さんは子育てもやって、仕事もやってすごいですね!尊敬します!」
と話題をすり替えてみるのもいいかもしれません。
2、自己満足タイプにはこう返してみて!
「私って一個のことしかできないタイプじゃない?だから、子育て中は仕事辞めちゃったけど、●●さんなら子ども出来ても何の心配もしないで、仕事続けられると思うの」
などと言って「私って・・・」や「うちの子は・・・」と自虐ネタを入れつつ、「そんなことないですよ」という言葉を期待しているのがこのタイプ。
そこは乗って相手の気分を害さないようにしつつ、
「私にとって、今手がけてるプロジェクトが子どもたちみたいなものです!仕事と結婚して、子どもたちが巣立っていくのを見るのが今の幸せです!」
など、仕事が充実していて他に興味を持てない、ということをアピールしてみてください。
この人には「何を言っても聞かないな」と思わせれば、相手は少し大人しくなると思いますよ!
ここまで、言われる人・言ってくる人のタイプを分けながらお話してみましたが、当然ここには当てはまらない変化球を投げてくるタイプもいると思います。
けれど、あくまで冷静にあなたが少し「オトナ」になって、受け流すスキルを磨いていってくださいね!