仕事から帰ってくると いつも尻尾をフリフリ、ちぎれるのではと心配になるくらいの勢いで迎えてくれる愛犬は、本当に愛おしい存在ですよね^^
「君のためなら何でもしちゃうよ~♥」ってなりますよね♪
そんな愛おしい愛犬が突然怯えていて、理由が分からず、「具合が悪いの?」「留守の間に何かあったの?」と、オロオロしたという経験がある方もいるのではないですか?
こんな時、「天才!志村動物園」に時々出てくる、犬の気持ちが分かるハイジがいたら・・・と思った人もいるでしょうね。
私もその1人でした。
犬が突然怯える時、どのようなことが考えられるのでしょうか?
少しでも理由がわかれば、対処ができますよね!
調べてみましたので、参考になればと思います。
犬が怯えるときの理由には人間とは違う体の仕組みにあった?!
犬が怯える原因の1つに、実は犬の聴覚が関係しています。
犬の聴覚は人の何倍くらいあると思いますか?
犬の聴覚が優れているのは、皆さんもう知っていますよね。
人のおおよそ4倍くらいあるそうです。
どんな感じで聞こえるのでしょうね?
聴力に問題のない人が、補聴器のボリュームを最大にして聞いた感じでしょうか?
とにかく、想像できないすごい音だということですね。
ですが、愛犬もいつもこの4倍の音量で聞いている訳ではありません。
疲れちゃいますからね(^^;)
聞こえ方は、垂れ耳の犬種と立ち耳の犬種とでは、ほとんど差はないです。
我が家のビーグルも、若いときは、音に反応するときは垂れ耳をピクッと上に上げていました。
ところで、犬が苦手な音はどんな音でしょう?
雷や、バイク、車の音、工事の音、花火、人の声(大声・低い声・男性の声)、掃除機の音、ドアの開け閉めの音など、様々あります。
雷の音が苦手という人はいると思いますが、これらは雨が降ったりするときにする音ですから、人にとってはまあガマンできる音だと思います。
聴覚の優れた犬からすると本当に耐えがたい音、それに光も入るのですから、怯えてしまうのも分かりますね。
意外と思うかもしれませんが、人の声も怯える原因の1つとしてあります。
女性の声は比較的高音で、犬にとっては気分が上がる音域だそうです。
高音は犬にとっては褒められるイメージで、テンションがアップして心地よいのです。
反対に、男性の声は比較的低いため、犬にとっては怒られるときのイメージ(一般論ですよ)なのだとか。
なので、ちょっとテンションダウンになり、キラわれてしまう場合もあります。
このあたりを踏まえて、対策を次にお話ししますね。
犬が音に怯えても飼い主さんは落ち着いて!対処法を知っておこう
我が家の初代の犬も雷の音、花火、バイクの音が非常に苦手でした。
初めて飼った犬だったので分からないことが多く、一番やってはいけないことをしてしまいました。
初めての夏、花火に連れて行き、しかも最前列。
花火の大きな音と光、人々の歓声・・・
どれも、犬に取っては最悪の条件でした。
人が楽しければ犬も楽しいはずと考えていて、本当に無知でした。
花火の後しばらくは何事もなかったのですが、散歩中に後ろからバイクが来たときに、急に震えが止まらなくなり失禁もしました。
「どうしちゃったんだろう?」と、飼い主パニックです。
声をかけながら家まで抱っこして帰りました。
それでもしばらくは震えが止まりません。
なので、ずーっと抱いて声をかけ励ましていました。
後で獣医師から教えてもらったのは、私がしていたことは全てダメダメなことばかりでした。
ピックアップしますと、
・花火に連れて行ったこと・・・聴覚4倍の犬にとっては恐怖の時間でしかなかったこと
・バイクの音・・・花火の恐怖を思い出したこと
・励ましの言葉・・・そう思っていたのは私だけで犬にとってはもっと不安になるだけ(犬は人の言葉が分からない)
・抱いてあげた・・・犬にとってはただただ不安になるだけとのことでした
なんともおバカな飼い主で反省です。
それでは、どうすれば良かったのでしょうか。
犬が怯えたときのグッドな対処法!
花火には絶対連れて行かない(笑)
普段から音に慣れさせることが重要です。
(外の音、生活音などを積極的に聞かせるなど)
そして、大きな音が鳴っても飼い主さんが慌てない、騒がないことです。
飼い主さん(ボス)がうろたえると 犬はパニックになります。
日常生活の中でできることを上げておきますね。
・掃除機やドライヤーの音に反応する場合
→いつも犬が見えるところに掃除機やドライヤーを出しておき、音を出さない状態で犬の近くに徐々に持って行き、無理のないように触れさせる。
(それらが、自分(犬)にとってなにもしない存在だと分からせる。)
なれてきたら音をだす。音に反応しなければ最大限に褒めることを繰り返す。
・雷などの自然環境音
→雷の音は録音したものがあれば、それを小さな音から聞かせてみる。
飼い主さんはどっしりと構え、「何でもないよ」と言うことを態度で示し、普段と同じように過ごす。
・怯えて何かに隠れたら?
→無理に引っ張り出さず、犬が落ち着いて自分から出てくるまでなにもせず見守る。
自分から出てきたときも、大げさに声をかけず、普段と同じように接してあげてください。
あなたのことが大好きで、安心できるところであっても、パニックのときは狭くて暗いところが安心できる場所なのだということです。
このポイントをしっかりしておけば、愛犬はあなたのことをより好きになるでしょう。
まとめ
犬は、聴覚がとても優れています。
ですので、音の影響は大きく、怯える原因の1つとして多いです。
押さえておきたいポイントは、
・犬の聴覚は人の4倍なので、音に対して敏感。
・大きな音がしても飼い主が慌てない、大声を出さない落ち着く。
・犬が物陰に隠れても無理やり連れ出さない。
・声かけは犬の恐怖心を増大させるので、声はかけない。
ということです。
もちろん、怯える理由は聴覚刺激だけではありませんが、やはり音には敏感です。
なので、ちょっとしたポイントを押さえて接するだけで、愛犬が怯えるのを軽くすることができるかもしれません。
大切な愛犬のことを理解して、適切に対応できるようにしたいですね。