美女と野獣って実はたくさん実写版があるんですが、今回私が書くのは2017年公開のディズニ―の「美女と野獣」実写映画です^^
他の美女と野獣の実写映画についてもおいおいご紹介したいと思います♪
さて、この美女と野獣の実写ですが、「めっちゃ良かった~」という人は多いんですが、「微妙・・・」っていう人もいらっしゃるんですよね。
私は「めっちゃ良かった~」派なんですが、どんな人がこの実写映画を好むんでしょうか?
これはたぶん好みの問題だと思うんです。
ですので、ディズニ―版美女と野獣実写映画の見どころと、どんな人におすすめな作品なのかを分析したいと思います^^
美女と野獣の実写映画はなぜ微妙?この作品はどんな人に好まれる?
美女と野獣の実写版を観た私の率直な感想は、
「めっちゃ良かった!また観たい!」
なんです。
私と同じように、「素晴らしい」とか「感動」などの評価も多いんですが、一方で「微妙」とは「ひどい」なんて評価も少なくないんですよね。
で、気になって、微妙などの評価の具体的な内容を少し調べてみました。
すると、3つの共通点が見つかったんです。
1つは、アニメ版との比較。
アニメ版の美女と野獣は私は観たことがないんですが、どうやらすごく素晴らしいようなんですね。
なので、アニメ版の美女と野獣がめちゃくちゃ好きな人が、実写版とアニメ版を比較して納得できない点がいろいろあるみたいですね。
アニメ版を知っていて、こうであってほしいっていうところが実写版では違っていたりすると、残念って思うかもしれないですね。
あと2つ目は、実写版の野獣がイケメンと。笑
ただのイケメンの野獣なんて書かれている人もいました。
ですが、私としては、やっぱり初対面でこの野獣と見ればやはり拒絶すると思うんです。
なので、確かに野獣としてはイケメンかもしれないけど、十分野獣は野獣なんでこれで良いんじゃないかと。笑
3つ目は、息絶えた野獣にベルが「愛しているわ」と言うと、魔女が現れて呪いを解くシーンがあるのですが、魔女は出てこなくて良いだろうという意見も多かったです。
私は別にあの流れで良かったのですが、やはりアニメ版を知っていて、好きな人には受け入れられない流れなのかな?
上記のことも踏まえ、かつ自分自身を振り返ってみて、この作品がどんな人に好まれるかを考えてみました。
以下の通りです。
・非現実的なストーリーが好き
・人以外の存在と人間のプラトニックなラブストーリーが好き(野獣は本当は人間だけど)
・あまり細かいことが気にならない、こだわりがない
・アニメ版をあまりよく知らない
・ありきたりなワンパターンが嫌いでない
・ミュージカル系も好きだけど、こだわってはいない
ざっとこんな感じでしょうか。
上記のどれか1つじゃなくて、全部当てはまっている人は恐らく高い確率で、美女と野獣の実写版は好きだと思います^^
ディズニ―の美女と野獣の実写で私が思う微妙なところ好きなところ
「ディズニーの美女と野獣で私が思う微妙なところと好きなところ」としてみましたが、正直微妙に思うところはなかったんです。
英語版も、日本語版も繰り返し観たのですが、観れば観るほど面白い発見や気づきはあるのですが、微妙に感じる点っというのはありませんでした。
微妙なところが知りたいと思った人にはすみません。汗
でも好きな点、魅力的に感じた点についてはたくさんあるので、たっぷり語りたいと思います♪
ディズニ―版美女と野獣の実写で私が思う魅力
観ればみるほどはまりこんでしまう、美女と野獣の魅力をピックアップしてみました^^
その場面だけを繰り返してリピート再生して観てしまうほど好きなところです♪
1、野獣が人間の王子に戻る場面
やはり、ここは外せません。
王子にベルが愛を告げるのを見た魔女により、呪いが解かれて野獣の身体から人間の王子へと戻っていくのですが、その様子がなんとも美しいんです。
変化の過程が丁寧に映像化されていて、繰り返しリピート再生して観ました。
人間に戻った王子とベルが対面した時、王子の瞳が野獣の瞳と同じであるのを見てとても喜ぶのが伝わります。
その場面は本当にロマンチックだし、心温まるなぁと思いましたよ^^
王子様もやっぱりかっこいいです。私は好きです♪
魔女の存在はいらなかったと言ったご意見もネット上では見かけたのですが、私は十分満足です。
始めこの作品を観た時は、魔女は最初の呪いにかけるところと、呪いを解くところにだけ出ていると思っていました。
でも、よく見ると、村人に紛れて暮らしているんですね。
そして、ずっとお城の野獣たちや村の様子をみ続け、野獣が愛を学び心から愛されたのを見届け、自分の手できちんと呪いを解くわけです。
つまり、呪いをかけて、後は自分で何とかしてって感じじゃないんです。
ですから、これは私の勝手な想像ですが、魔女は幼い頃の心優しい王子を知っていたのではないかと思っています。
そして、単に王子に怒って呪いをかけたというわけではなく、本来の優しさを取り戻せることを期待して、見守っていたのでは?と思うのです。
というのも、本当なら呪いをかけるのは王子だけで良かったはず。
でも、王子の家来や召使たちまで、呪いで動く家具に変えました。
王子の心優しい幼いころからずっと仕えてきた家来たちが、野獣となった王子を見守ると考えたからかのかなぁと勝手に想像しています^^
なんやかんや役立つ道具を野獣に贈っていますし。
本当に私の自由で勝手な想像ですが。笑
2、ベルと野獣の心の歩み寄り
最初の拒絶している状態から、気持ちが寄り添うまでの過程がじっくり描かれています。
互いを理解しようとし始めた時、ベルが野獣の心の優しさや繊細さに気づき始めた時、互いを思いやるようになった時、そういった変化がよくわかります。
それがすごく心に入ってきてじ~んとくるものがありました。
ベルの父がひどい目にあっていることが分かった時、野獣はベルを自由にするのですが、本当に相手を大切に愛する気持ちというのは、そういう事なんだなぁとあらためて感じる場面でした。
何回観ても新たな気づきがありますね。
3、呪いで家具になった家来たちのユーモアと温かさ
ルミエールを始め動く家具に変えられてしまった王子の側近たちがとってもユーモアにあふれています。
そしてとっても温かい。
家具たちの動きは映像技術を駆使したものですが、とてもスピード感があって本当に魔法みたいな展開が観られます。
じっくり観ていると、その世界に入り込むことができて、実に面白いし、思わず笑っちゃいます。
4、最後のバラが落ちて家具たちが動かなくなる場面
好きな場面っていうか、切なくて心に残る場面なんですが。
最後の1枚のバラが落ちてしまって、側近の家具たちが順番に動かなくなっていきます。
その時、自分たちの運命を受け入れて、仲間を思いやりメッセージを伝え合い、最後の1人が動かなくなり明かりが全て消えてしまう場面はすごく切ないというか、なんとも言えない感じなんです。
悲しいでもないし、寂しいでもないというか、とにかく心に残る場面でした。
ここも繰り返しリピート再生して観ました。
5、音楽と映像美
リアルで迫力のある映像に、ベストなタイミングでベストな音楽が流れるのはやっぱり重要ですよね!
英語版も日本語吹き替え版も観ていますが、私はどちらもそれぞれの良さを感じています。
ベルを始め、主要な登場人物の歌が本当に素敵!
エマさんも、あんなにきれいな歌声なんですね~
心にスッと入ってきました。
また、メインのテーマ曲もやっぱり素晴らしい!
ベルと野獣のダンスシーンや、最後みんなでダンスするシーンで側近が歌いますが、それぞれ違った魅力がある歌声で、その違いを聴き比べるのも面白いです♪
6、ガストンの存在
ガストンは、ベルと結婚したがっている傲慢で乱暴な村の英雄です。
とにかく心ないことばかりしますし、ベルが野獣を愛していることに気づき、野獣にひどいことをするので、悪者ではあります。
でも、この人の存在は物語のスパイスというか、かなり重要な存在だったと思うんです。
最後塔がくずれて落ちてしまいますが、改心してこの人も幸せになれれば良かったなぁ…なんて思います。
以上が、この美女と野獣実写映画で私が魅力的に感じるところです。
ちなみに、野獣役はダン・スティーヴンスさんですが、野獣の役を演じるにあたっては、全身もこもこのがっつりしたスーツを着用していたんですね!
野獣の表情も、映像技術のつくりものではなくて、ダンさんご本人の表情だったそうで。
なので、野獣の表情がとても自然な感じだったんですね。
ベル役のエマ・ワトソンさんも、よく笑わず演技できたものです。笑
野獣が完全につくりものの映像だったりとか、何もない空間に向かって演技しないといけない状況だと、かなり感情表現とか難しいですよね。
でも、実際にダンさんが目の前にいれば、たとえ変な恰好をしていても、ベルとしての感情表現もしやすくなりそうですね。
そのメイキング映像がこちらです↓
終わりに
いかがでしょうか?
美女と野獣の実写版もいろいろな評価がありますね。
でも、それもアニメ版のオリジナルの美女と野獣を愛するがゆえの実写版への厳しい評価なのかなぁという感じがします。
ですが、ファンタジーラブストーリーが好きで、あまり美女と野獣の原作にこだわりのない人には好まれるんじゃないかなぁと思います。
野獣とベルの心が近づいていく過程も丁寧に描かれていたと思いますよ。
私は、かなりはまりましたし、とっても感動的でした^^
好みの問題もありますしね。
参考になればうれしです♪